RO Water system

逆浸透膜浄水器とは?

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RO膜を利用した浄水器

逆浸透膜=RO膜

逆浸透膜はアメリカで将来の水不足解消を目指し、海水を真水にするという名目で開発されました。その圧倒的な浄水能力と水質維持能力は家庭用浄水器にも使用されるようになり、小型化と低圧力で造水できるように開発されてきました。30年ほど前に日本に来た逆浸透膜浄水器ですが、まだまだ日本には浸透していません。最近ではウォーターサーバーで利用されているRO水がそのまま家庭で作れる逆浸透膜浄水器の魅力をご紹介いたします。

ウォーターフロー

他のどの浄水器よりも優れた不純物除去能力

逆浸透膜

0.0001μの超高性能フィルター『逆浸透膜』

ベラスアクアの逆浸透膜浄水器で使用しているメインフィルター「RO膜」。その膜は0.0001μの微細な孔を持ち、水溶液中に含まれる不純物を95〜98%以上除去。より健康的で美味しいRO水を作るために必要不可欠なフィルターです。ベラスアクアでは創業当時から一貫してダウ・ケミカル社のフィルムテックを使用しています。※現在はダウ・ケミカル社とデュポン社の統合によりフィルムテックに記載のロゴは”DUPONT”になっています。

赤ちゃんとミルク

アメリカで圧倒的人気!普及率約70%

米国における家庭用逆浸透膜浄水器の普及率は約70%といわれています。韓国や台湾でもそれに迫る勢いで普及が進んでいます。日本では「まだ水道水が飲める・おいしい」と言われているのが現状ですが、実際のところ、各家庭で飲料水にお金をかける方は増えてきています。それほど水道水を美味しくないと感じている人が多いということが分かります。逆浸透膜浄水器も一昔前に比べると、日本での普及率も少しずつ増え、コストパフォーマンスやRO水の美味しさ、安全性を知る方が増えてきています。


逆浸透の原理

半透膜の特性を利用

動物の細胞膜は「半透膜」と呼ばれ、様々な物質が溶け込んでいる水溶液から水分子のみを通過させ、その他の溶け込んでいる物質を通さなという透過機能を持っています。下記図は半透膜の特性を知るための実験です。

RO膜原理①
容器の中を人口の半透膜で仕切り、片側に真水、もう一方に塩水を入れます。すると浸透作用により、真水は塩水側に移動していきます。

両方の水位差による水圧と塩水の希釈力が釣り合った所で真水の移動が始まります。この圧力を「浸透圧」と言います。
RO膜原理②
塩水側に圧力を加えると、塩水側の水分子のみが真水側に移動していきます。これが「逆浸透」です。

水の分子以外は通さない「半透膜の特性」により、塩水から真水を取り出すことができます。塩分は半透膜を通過出来ません。
RO膜原理③
半透膜の代わりに、一般的に市販されている浄水器の中に組み込まれている、最も普及しているタイプのフィルターで塩水と真水を隔てると、塩水と真水は混じりあって、両方とも塩水になってしまいます。浸透現象は起きません。
これはフィルターの孔径が大きいため、塩の塩分が簡単にフィルターを通過してしまう為です。

RO膜の構造

フィルター内部解剖

逆浸透膜浄水器の心臓部にあたるRO膜。この膜の構造は超高度浄水を可能にし、さらに長期間使用できるようにRO膜を通過できない不純物を廃棄する排水機能を備えています。

逆浸透膜の構造

0.0001ミクロンの圧倒的微細な孔

逆浸透膜浄水器に使用されるRO膜は、薄い多層シートによって形成されています。水の分子より大きいものは通さない微細な孔を構造に持っています。 水は「浸透膜」によって流れます。水分子のみが浸透膜を通過し、通過できないすべてのものは水圧によって押し流され、濃縮廃棄水として外部に排出されます。このプロセスによって膜の目詰りが軽減され、長期間の使用が可能になります。 

一般的に普及している浄水器のフィルターの場合、水中の混入物はフィルターにキャッチされます。継続使用によってフィルターには混入物が蓄積され、限界点を超えると水も通過できなくなり、フィルターを交換することになります。フィルターの目詰りを延ばすために、フィルターの孔はある程度の大きさが必要になりますが、水に溶解しているほとんどのものは通過してしまいます。 

逆浸透膜浄水器は、水の不味さに影響している塩素や臭素、また健康に悪影響があるといわれる重金属や化学物質の除去において、極めて優れた浄水システムです。活性炭の前処理フィルターにより、トリハロメタンやトリクロロエチレン等の揮発性の物質も除去することができます。


RO膜の孔と物質のサイズ

0.0001ミクロンの高度膜
逆浸透膜の孔と物質のサイズ

放射性物質を含む超微細な不純物も浄水可能

RO膜の孔のサイズは100万分の1mm。これより大きい物質は膜を通過できません。最近では放射能のヨウ素やセシウムなどでも話題になりましたが、これらの大きさは0.0005μほどで、RO膜の孔よりも大きいため通過することができません。さらに、RO膜の特性である、RO水と膜を通過できない不純物を外部に流すことで長期間の水質維持を実現しています。
 

活性炭フィルター+中空糸膜

活性炭は残留塩素、悪臭、味などの浄化に効果があります。今現在では、中空糸膜と活性炭を組み合わせた浄水器が主流となっています。しかし、イオン領域(0.001μ以下)の物質のろ過は不可能です。


目的別浄水器の性能

RO膜と他浄水器の比較

下記の汚染物質の他に、ベラスアクアの逆浸透膜浄水器ではRO膜の前後に配置した前処理・後処理の活性炭フィルターにより、水中に溶解する有機化合物の98%以上を除去します。主なものはクロロフォルム(THM)、リンデン(殺虫剤、除草剤)、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンです。

タイプ\ 除去目的 塩素
カルキ集
カビ集 赤サビ
トリハロメタン トリクロロエチレン 細菌
活性炭
最初のみ

最初のみ

最初のみ
マイクロフィルター
最初のみ

最初のみ
イオン交換樹脂
最初のみ
RO膜
セラミック
最初のみ


最初のみ

△ 

逆浸透膜浄水器の成分除去率

不純物除去率95%以上
 名称 除去率 名称 除去率 名称 除去率
ナトリウム 95~99% アルミニウム 98~99% 塩素 95~99%
クロム 96~99% ニッケル 98~99% 硝酸態窒素 90~95%
水銀 96~98% 93~98% クロマイト 86~92%
96~98% 亜鉛 98~99% シアン 86~92%
95~98% バリウム 96~98% フッ素 90~95%
 マンガン 95~98% カリウム  87~94%  シアン化鉄 98~99%
 カドニウム  96~98%   マグネシウム   96~98%  臭素 87~93%
 アンモニア  86~92%   カルシウム   94~97%  セレン 94~96%
ヒ素  84~96%   シリカ  95~98%  PFOA  96%以上
炭酸水素 90~95%  リン酸  98~99%   PFOS  98%以上

近年、日本でも問題となっているPFOAとPFOS(PFAS)について、弊社が使用している逆浸透膜メーカーでの試験結果で除去が確認されています。詳細なデータはこちらのページをご確認ください。PFOSとPFOAの除去について


逆浸透膜浄水器のフィルター構成

RO水をつくるシステム

逆浸透膜浄水器ではどのメーカーもRO膜のみで浄水しているわけではありません。基本的に、RO膜の性能を最大限に活かすために前処理・後処理フィルターを使用して構成されています。べラスアクアでは下記の4本構成により、水道水や井戸水の不純物を最大限除去し、さらに性能を維持させる構成となっています。ご要望により4本目のフィルターをイオン交換樹脂フィルター(DIフィルター)に変更することによりさらに制度の高いRO水にすることや井戸水や地下水など、不純物が多い場合に本体に入る前に前処理フィルターを追加で付けることも出来ますのでご相談ください。
 

 
 
フィルター構成

セディメントフィルター

セディメントフィルターカートリッジ

 
高度ろ過の前段階として泥・鉄・赤錆・水垢など、沈殿物を含む5ミクロン(1ミクロン=1000分の1mm)以上の微細な固形物を除去します
 

プレカーボンフィルター

プレカーボンフィルターカートリッジ

 
粒状活性炭カーボンフィルターが塩素やカビ臭・クロラミン(塩素とアンモニアの化合物)などの有機物を吸着除去します。
 

ROメンブレン(逆浸透膜)

逆浸透膜フィルターカートリッジ

 
ウイルス、バクテリア、アスベストなど、分子レベルまでの不純物を高度ろ過。トリハロメタンやダイオキシンといったハイテク汚染物質もほぼ完全にRO膜によって除去します。この過程で流される廃棄水は、RO膜を清潔に保ち、性能と寿命を維持する大切な役割を果たしています。
 

ポストカーボンフィルター

ポストカーボンフィルターカートリッジ

 
活性炭の吸着作用によってRO膜を通過するごく少量の気化塩素や微小有機物を吸着、さらに溶解ガス(異臭の原因)を取り除き水を美味しくまろやかに仕上げます。
 

フィルター変更オプション

4本目のフィルターをDIへ
イオン交換樹脂DIカートリッジ

イオン交換樹脂フィルター(DIフィルター)

基本構成の4本目の活性炭フィルターをイオン交換樹脂フィルターに変更することにより、RO水の精度をより高めることが出来ます。井戸水や地下水をご利用の方や、水質が極端に悪く、逆浸透膜だけでは純水の値(10ppm以下)にならないなどの地域の方にお勧めしています。


RO水専用貯水タンク

安心・安全のストレージ

逆浸透膜浄水器は造水量が少ないため、貯水タンクが必要になります。タンクにはRO水(純水)が貯水するので、衛生面では最高水準のタンクを使用する必要があるため専用のタンクを用います。ストレージタンクの内側はブチルゴム製のダイヤフラムで上下に分けられており、上部が貯水部、下部は圧縮空気(出荷時約0.4kg/cm2)によって満たされています。貯水部はポリプロピレンのライナーでシールドされています。フォーセット(浄水器用蛇口)のバルブを開くと、タンク内に貯まった浄水が圧縮空気の反発によって押し出されます。タンク内部には圧縮空気が充満されているため、実際の貯水量は7ℓタンクの場合6.5~6.7ℓ程になります。

ストレージタンク内部構造

ストレージタンク衛生面について

構造上、ストレージタンクの貯水部は空気の触れない真空状態になります。RO膜(逆浸透膜)通過直後のRO水(純水)のみが貯水されるので、衛生状態は常に良好な状態を保つことが出来ます。 ※定期的なフィルター交換は必要になります。※一部井戸水や地下水でご利用の場合は、数年に一度、次亜塩素水をタンクに注入・殺菌し、衛生状態を戻す作業が必要なる場合もあります。


フィルター交換・メンテナンスが必要

アフターケアが水質維持の決め手
フィルター交換の様子

水質維持・浄水器のケアで長く使うことができます

逆浸透膜浄水器は毎年のフィルター交換メンテナンスが必要になります。フィルター交換は水質維持のために。メンテナンスは故障を未然に防ぎ、長く使用していただくために。べラスアクアではそういったアフターケアを最も重要と考えています。年間900件以上をこなすプロのスタッフがお客様の純水ライフを徹底サポートいたします!

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